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胃【人体の仕組みとはたらき・解剖生理学】

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As mam(あずまむ)です🐾
子育て中の看護師を目指す30代です

※ちなみに検索から調べたい単語を入力すると、サイト内のあてはまる記事がでてくるので便利です

胃の構造(解剖学)

胃は、食道と小腸(十二指腸)の間に位置する袋状の臓器で、食べたものを一時的に貯蔵し、消化液と混ぜ合わせて粥状にする役割を担っています。

成人ではおよそ1.5リットルの容量があり、上腹部の左側、肋骨の下あたりに位置します。

🔍胃の主な部位

1️⃣ 噴門(ふんもん):食道とつながる入口。

2️⃣ 胃底部(いていぶ):食後にガスがたまりやすい部分。

3️⃣ 胃体部(いたいぶ):最も大きな中央部分。

4️⃣ 幽門部(ゆうもんぶ):小腸へとつながる出口部分。

胃の壁は4層構造(粘膜・粘膜下層・筋層・漿膜)から成り立ち、

特に筋層は「内縦走筋・中輪走筋・外縦走筋」の三層構造で強力に食物を攪拌します。

また、粘膜表面には「胃小窩(いしょうか)」というくぼみがあり、

その奥には胃腺が存在して、消化に必要な胃液を分泌します。

働き(生理学)

胃の働きは大きく分けて次の3つです。

1️⃣ 食物の貯蔵

2️⃣ 食物の攪拌(かくはん)

3️⃣ 消化液による化学的消化

胃液の働き

胃液の働きは以下のとおりです

成分分泌細胞主なはたらき
胃酸壁細胞食物中の細菌を殺菌。
ペプシン活性化
ペプシン主細胞たんぱく質をペプトン(半消化)に分解
粘液副細胞(粘液細胞)胃壁を酸や摩擦から保護
内因子壁細胞小腸でのビタミンB12吸収に不可欠(欠乏で悪性貧血に)

胃液のpHは1〜2の強酸性で、消化に最適な環境を保っています。

特にタンパク質の分解は胃で始まり、小腸へと続く消化の第一段階です。

💡胃の運動と神経調節

胃の運動は、主に自律神経によってコントロールされています。

  • 副交感神経(迷走神経)→ 胃の蠕動運動・分泌を促進
  • 交感神経 → 胃運動を抑制

さらに、胃の幽門部から分泌されるホルモンガストリンは、胃液分泌を促し蠕動を活発にします。

📝過去問から見る出題傾向

准看護師試験では、胃の構造や胃液成分、ホルモンの働きなどが頻出です。

特に「小腸との違い」「酵素とホルモンの組み合わせ問題」がよく出ます。

🔹出題例①

胃液の主成分で、タンパク質を分解する酵素はどれか。

① トリプシン ② ペプシン ③ アミラーゼ ④ リパーゼ

✅ 正答:② ペプシン

🔹出題例②

胃液に含まれる内因子の働きとして正しいのはどれか。

① 鉄分吸収の促進

② 脂質の乳化

③ ビタミンB₁₂の吸収促進

④ 胆汁分泌の刺激

✅ 正答:③ ビタミンB₁₂の吸収促進

🔹出題例③

胃の運動を促進する神経はどれか。

① 交感神経 ② 迷走神経 ③ 坐骨神経 ④ 顔面神経

✅ 正答:② 迷走神経

💡暗記カード:試験に出るポイント5選

表(質問)裏(解答)
胃の筋層は何層構造?3層構造(内縦走筋・中輪走筋・外縦走筋)
胃液のpHは?約1~2(強酸性)
ペプシンの働きは?たんぱく質分解
内因子の役割は?ビタミンB12吸収を助ける
胃の運動を促進する神経は?迷走神経(副交感神経)

📎 暗記カードを活用して、隙間時間に1日5分ずつ復習しておくと定着率が大きく変わります。

おわりに

胃は「食べ物を受け止め、次の消化へつなぐ臓器」ですが、

看護学では 生理機能の理解=症状観察の根拠 に直結します。

たとえば、嘔吐・胃潰瘍・ダンピング症候群など、臨床でよく見る症状の理解には

胃の仕組みを正しく知っておくことが欠かせません。

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※自分なりの自習まとめなので、間違いもあるかもしれません💦

 学んでいく中で追加点や変更点ができましたら都度訂正していきますので
 温かい目で参考までにご覧ください
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ではでは今日も1つでも幸せが多い一日でありますように🐾

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