ご訪問頂きありがとうございます。
はじめましての方、お久しぶりの方、よくみてくださる方、
AZ mam(あずまむ)です🐾
子育て中の看護師を目指す30代です
とても身近なドラッグストアなどで買えるのが一般用医薬品、いわゆる市販薬です。一般用医薬品の解熱鎮痛薬は、日常的に使用される機会が多い一方で、誤った使い方による副作用や健康被害も報告されています。そのため、看護職を目指す方にとっては、各成分の特徴を理解するだけでなく、患者さんにどう説明するか、どのように観察するかという視点が欠かせません。以下では、代表的な成分ごとに看護ポイントをまとめます。
医療用医薬品でも使われる成分もあるので、知っていて損はないです🥰
患者様の問診の際に成分名や薬品名を知っていると役に立つかなと思いまとめてみました。

最近ではコンビニでも購入できるように法の改正が進んでいますね
最後には一覧表もあるので、ご自由にご使用ください。
※ちなみに検索から調べたい単語を入力すると、サイト内のあてはまる記事がでてくるので便利です
一般用医薬品(解熱鎮痛薬・鎮痛補助薬)について
一般用医薬品の中でも解熱鎮痛薬は、頭痛・歯痛・生理痛・発熱などに幅広く使用される身近な薬です。薬局やドラッグストアで購入でき、家庭の常備薬としても利用されます。しかし、正しい使い方を理解していないと副作用や健康被害につながることもあります。ここでは、主要な成分と作用、副作用、そして看護師を目指す方にとって重要な「看護ポイント」をまとめます。
解熱鎮痛薬
【アスピリン(サリチル酸系)】
・作用…解熱鎮痛・血栓予防
・相談・使用禁止・禁忌…出産予定日12週以内✖、喘息✖、小児✖(ライ症候群)
・副作用…胃腸障害・喘息・肝機能障害
・看護ポイント:15歳未満には使用しないことを徹底。手術や抜歯予定がある患者には出血傾向を観察し、服薬の有無を確認する。
【イソプロピルアンチピリン(唯一のピリン系)】
・作用…解熱鎮痛(強)・抗炎症(弱)
・相談・使用禁止・禁忌…妊婦(相談)
・副作用…胃腸障害・ピリン疹
・看護ポイント:初めて使用する患者には皮膚症状や倦怠感の有無を確認する。小児には安全性が確立していないため使用を避けるよう指導する。
【アセトアミノフェン】
・作用…解熱鎮痛(中枢作用)・抗炎症(末梢)
・相談・使用禁止・禁忌…喘息✖、妊婦(相談)
・副作用…SJS症候群・TEN・急性汎発性発疹性膿皮症・間質性肺炎・腎障害・肝機能障害
・看護ポイント:肝障害のある患者では禁忌。複数薬の併用で過量投与になる可能性があるため、服薬歴を丁寧に確認し、患者には「1日の最大量を守る」ことを指導する。
【エテンザミド】
・作用…痛みの伝わりを抑える
・相談・使用禁止・禁忌…水痘・インフルの15歳未満(相談)
・胃腸障害を起こしやすいため「食後に服用」するように指導する。抗凝固薬を使用中の患者では出血傾向に注意し、服薬歴を必ず確認する。
【イブプロフェン】
・作用…解熱鎮痛
・相談・使用禁止・禁忌…出産予定日12週以内✖、15歳未満✖、全身性エリテマトーデス・混合性結合組織病(相談)
・副作用…無菌性髄膜炎・胃腸障害・肝機能障害・腎障害
・看護ポイント:必ず食後に服用させる。胃痛や吐き気が出た場合は中止を促す。腎機能低下や脱水のある患者では悪化の恐れがあるため、尿量や水分摂取状況に注意する。
鎮痛補助薬
【安息香酸ナトリウムカフェイン※依存(1回200㎎,1日500㎎上限)】
・作用…鎮痛作用補助・倦怠感を和らげる・中枢神経刺激(頭をすっきり)・眠気防止・利尿
・相談・使用禁止・禁忌…15歳未満✖(依存)・授乳婦(相談)(子が頻脈・不眠)
・副作用…振戦・めまい・不安・不眠・頭痛
・看護ポイント:夕方以降の服用は避けるよう指導する。コーヒーやエナジードリンクとの併用で過量摂取になる可能性があるため、生活習慣の聞き取りも大切。
【ブロモバレリル尿素※依存】
・作用…脳の興奮を抑えて痛覚を鈍くする・鎮静(不安・緊張を和らげる)
・相談・使用禁止・禁忌…運転✖、アルコール✖・妊婦(相談)(胎児に障害)
・依存性があるので、短期間の使用にとどめるように説明する。高齢者では転倒リスクや過鎮静に注意が必要。
【アリルイソプロピルアセチル尿素※依存】
・作用…脳の興奮を抑えて痛覚を鈍くする・鎮静(不安・緊張を和らげる)
・相談・使用禁止・禁忌…運転✖、アルコール✖・妊婦(相談)(胎児に障害)
・副作用…眠気
・ブロモバレリル尿素と同様、依存と過鎮静に注意が必要。高齢者や肝・腎機能障害のある患者では副作用が出やすいため、症状を観察する。
【カフェイン※依存(1回200㎎,1日500㎎上限)】
・作用…鎮痛作用補助・倦怠感を和らげる・中枢神経刺激(頭をすっきり)・眠気防止・利尿・酔いによるめまい
・看護ポイント:夕方以降の服用は避けるよう指導する。コーヒーやエナジードリンクとの併用で過量摂取になる可能性があるため、生活習慣の聞き取りも大切。
一般用医薬品(解熱鎮痛薬・鎮痛補助薬)一覧※印刷可
印刷してノートに貼ったり、実習用に持ち歩いたりご自由にお使いください😊
またこちらをもとに疾患に関しての理解を深めて臨床に役立ててください。

印刷はこちらからどうぞ→一般医薬品(解熱鎮痛薬・鎮痛補助薬)
おわりに
本記事では、市販薬としてよく使用される解熱鎮痛薬と鎮痛補助薬の成分別の看護ポイントを整理しました。アセトアミノフェンやイブプロフェン、ロキソプロフェンなど、身近な薬であっても、患者の年齢・持病・生活習慣によって注意点は大きく変わります。
看護師を目指す皆さんは、ただ「効果がある薬」と覚えるのではなく、「どんな人に注意が必要か」「どう指導すれば安全か」という視点を持つことが大切です。今後の学習や臨床実習において、ぜひ活かしていきましょう。
ではでは今日も1つでも幸せが多い一日でありますように🐾

一緒に頑張りましょう!!
※自分なりの自習まとめなので、間違いもあるかもしれません💦
学んでいく中で追加点や変更点ができましたら都度訂正していきますので
温かい目で参考までにご覧ください
お気に入り登録をされていらっしゃる方は読み込み直していただくと
最新のページが表示されますので、よろしくお願いいたします🙇♀️
過去問を解くのにオススメの書籍↓
2026年版 准看護師試験問題集 10年分の過去問データ[Web付録付] [ 医学書院看護出版部 ] 価格:3960円 |




コメント