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AZ mam(あずまむ)です🐾
子育て中の看護師を目指す30代です
とても身近なドラッグストアなどで買えるのが一般用医薬品、いわゆる市販薬です。医療用医薬品でも使われる成分もあるので、知っていて損はないです🥰実は市販薬の中には、病院で処方される医療用医薬品と同じ成分が含まれていることも多く、知識を持っておくと患者さんへの問診や服薬指導の場でとても役立ちます。

最近ではコンビニでも購入できるように法の改正が進んでいますね
最後には一覧表もあるので、ご自由にご使用ください。
※ちなみに検索から調べたい単語を入力すると、サイト内のあてはまる記事がでてくるので便利です
一般用医薬品とは?
一般用医薬品とは、医師の処方箋がなくても購入できる薬のことです。
軽度の体調不良を自分で対処する「セルフメディケーション」を支える存在であり、私たちの生活にとても身近なものです。一見安全に思える市販薬ですが、使用方法を誤ると副作用や症状の悪化につながることもあります。
そのため「どんな作用があるか」「誰が使ってはいけないのか」を整理して学ぶことが大切です。
ステロイド性外用薬
【デキサメタゾン※長期連用✖】
・作用…抗炎症(かゆみ・発赤)
・相談・使用禁止・禁忌…水痘・水虫・たむし・化膿・広範囲・慢性✖
・副作用…末梢神経の免疫機能低下(コルチゾン1gまたは1ml中0.025㎎超えるものは長期連用✖)
【プレドニゾロン※長期連用✖】
・作用…抗炎症(かゆみ・発赤)
・相談・使用禁止・禁忌…水痘・水虫・たむし・化膿・広範囲・慢性✖
・副作用…末梢神経の免疫機能低下(コルチゾン1gまたは1ml中0.025㎎超えるものは長期連用✖)
【ヒドロコルチゾン※長期連用✖】
・作用…抗炎症(かゆみ・発赤)
・相談・使用禁止・禁忌…水痘・水虫・たむし・化膿・広範囲・慢性✖
・副作用…末梢神経の免疫機能低下(コルチゾン1gまたは1ml中0.025㎎超えるものは長期連用✖)
☝️看護ポイントまとめ(ステロイド性外用薬)
使用部位の皮膚状態(発赤・ただれ・皮膚萎縮の有無)・長期使用による免疫機能低下や感染症の兆候・副作用の有無(かゆみ、刺激感)を観察する。
長期連用や広範囲使用は避け、指定された用量・使用期間を守るよう指導します。また、水痘・水虫・化膿性皮膚疾患のある部位には使用禁止なので注意が必要です。
患者さんが「市販のかゆみ止めクリームを長く使っている」と言ったら、感染症や皮膚の菲薄化に注意し、「症状が改善しなくても連続使用は控え、医療機関を受診する」ように伝えましょう。
非ステロイド性外用薬
【インドメタシン※長期連用✖】
・作用…抗炎症(筋肉痛などの鎮痛)
・相談・使用禁止・禁忌…11歳未満✖、喘息✖、解熱✖
・副作用…ヒリヒリ感
☝️看護ポイント…ヒリヒリ感や皮膚刺激の有無を確認。使用者が11歳未満や喘息患者ではないか確認。解熱目的での使用は避ける・指定部位、回数を守る。
【ケトプロフェン※長期連用✖】
・作用…抗炎症(筋肉痛などの鎮痛)
・相談・使用禁止・禁忌…アレルギー✖(チアプロフェン、オキシベンゾン等)
・副作用…光線過敏症・アナフィラキシー・接触皮膚炎・腫れ・刺激・水泡・ただれ・皮膚乾燥
☝️看護ポイント…光線過敏症(発赤・水泡・ただれ)が出ていないか、アレルギー症状(発疹・腫れ・かゆみ)がでていないか観察。使用中はや使用後すぐは直射日光を避けること。アレルギー体質か確認。
【ウフェナマート】
・作用…抗炎症(鎮痒成分、皮膚炎症のほてり・痒みの緩和)
・副作用…刺激感・熱感・乾燥感
☝️看護ポイント…皮膚の刺激感・熱感・乾燥の有無の確認。
【ピロキシカム※長期連用✖】
・作用…抗炎症(筋肉痛などの鎮痛)
・相談・使用禁止・禁忌…解熱✖
・副作用…光線過敏症
☝️看護ポイント…光線過敏症の有無を観察。解熱目的での使用は避け、直射日光を避けること。
駆虫薬
【サントニン】
・作用…回虫の自発運動を抑える
・相談・使用禁止・禁忌…肝臓病(相談)
・副作用…一時的に黄色く見える・耳鳴り・口渇
☝️看護ポイント…服薬後の排便や体調変化を観察する。
【カイニン酸】
・作用…回虫に痙攣をおこさせる
・相談・使用禁止・禁忌…生薬のマクリにも同じ作用あり
【ピペラジンリン酸塩】
・作用…回虫・蟯虫の運動筋をマヒさせる(アセチルコリン伝達妨げ)
・相談・使用禁止・禁忌…痙攣のある人・貧血・肝臓病・腎臓病
・副作用…痙攣・倦怠感・眠気・便秘・下痢
☝️看護ポイント…服薬中の水分摂取・食事内容を指導
【パモ酸ピリジニウム】
作用…蟯虫の呼吸・栄養分の代謝を抑える
相談・使用禁止・禁忌…ヒマシ油併用✖・アルコール✖・脂質の多い食事
副作用…便や尿を赤く着色する
☝️看護ポイント…使用中は排泄物の変化を説明して安心させる
☝️看護ポイントまとめ(駆虫薬)
駆虫薬を服用している患者さんには「服薬中の食事内容(高脂質は✖)」や「排泄物の色の変化」を説明する必要があります。患者さん自身では「排泄物の色の変化」が薬によるものか判断できない場合もあるので、看護者が確認することも必要になります。
一般用医薬品(ステロイド薬・非ステロイド薬・駆虫薬)一覧※印刷可
印刷してノートに貼ったり、実習用に持ち歩いたりご自由にお使いください😊
またこちらをもとに疾患に関しての理解を深めて臨床に役立ててください。

印刷はこちらからどうぞ→一般用医薬品(ステロイド・非ステロイド・駆虫薬)
まとめ
一般用医薬品は生活に身近で便利ですが、正しい知識を持って使うことが大切です。
登録販売者や看護師を目指す方は、成分名・作用・副作用を整理して覚えることで、学習だけでなく実務にも役立ちます。
ではでは今日も1つでも幸せが多い一日でありますように🐾

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※自分なりの自習まとめなので、間違いもあるかもしれません💦
学んでいく中で追加点や変更点ができましたら都度訂正していきますので
温かい目で参考までにご覧ください
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