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一般用医薬品(高コレステロール(脂質異常症)改善薬、血液循環薬)

-お薬

ご訪問頂きありがとうございます。
はじめましての方、お久しぶりの方、よくみてくださる方、

AZ mam(あずまむ)です🐾
子育て中の看護師を目指す30代です

とても身近なドラッグストアなどで買えるのが一般用医薬品、いわゆる市販薬です。医療用医薬品でも使われる成分もあるので、知っていて損はないです🥰

脂質異常症や血液循環の改善薬は、患者さんの日常生活や健康管理と密接に関わっています。看護する際には薬の作用・副作用を理解することに加え、生活習慣の改善や服薬継続の支援を行うことが重要ですね。

患者様の問診の際に成分名や薬品名を知っていると役に立つかなと思いまとめてみました。

最近ではコンビニでも購入できるように法の改正が進んでいますね

最後には一覧表もあるので、ご自由にご使用ください。

※ちなみに検索から調べたい単語を入力すると、サイト内のあてはまる記事がでてくるので便利です

「脂質異常症」とは?

脂質異常症(旧称:高コレステロール血症・高脂血症)は、血液中の脂質バランスが崩れることで動脈硬化などのリスクが高まる状態の「生活習慣病」です。原因には、年齢や遺伝、運動不足、食生活(飽和脂肪酸・トランス脂肪酸の過多)、肥満、ストレスなどが関係します。これらが重なるとLDLコレステロールや中性脂肪が増え善玉であるHDLの役割が十分に発揮されず、血管の内壁に脂質が蓄積しやすくなります。結果として狭心症心筋梗塞脳梗塞をひきおこす可能性があります。

高コレステロール改善薬

【リノール酸ポリエンホスファチジルコリン】

・作用…コレステロールと結合してコレステロールエステルを形成し、肝臓におけるコレステロール代謝を促進

・副作用…吐き気・胸やけ・下痢

☝️看護ポイント…即効性はないので継続服用が重要と伝える。大豆アレルギーに注意する。

【ソイステロール(大豆油不けん化物)】

・作用…腸管におけるコレステロールの吸収を抑える

・副作用…吐き気・胸やけ・下痢

☝️看護ポイント…下痢、腹部膨満感など消化器症状の観察をする。脂溶性ビタミン(A・D・E・K)不足に注意する。(脂肪分と一緒に過剰に排出される可能性があるため)

【パンテチン】

・作用…LDLなどの異化排泄を促進し、リポ蛋白リパーゼ活性を高めてHDL産生高める

・副作用…吐き気・胸やけ・下痢

☝️看護ポイント…下痢、腹部膨満感など消化器症状の観察をする。

【ウルソデオキシコール酸】

・作用…胆汁の分泌促進して消化を助ける

・相談・使用禁止・禁忌…妊婦・肝臓病(相談)

・副作用…吐き気・胸やけ・下痢

☝️看護ポイント…肝機能の改善には時間がかかるため継続服用が重要。下痢、腹部膨満感など消化器症状の観察をする。胆道閉塞や重度の肝障害のある人には禁忌なので、既往歴を確認する

高コレステロールの状態は、血液検査で血中コレステロール(LDL、HDL)や中性脂肪のバランスが崩れた状態です。

今は『高コレステロール血症』『高脂血症』を総称して『脂質異常症』と呼ばれています。

血液循環薬

【ルチン】

・作用…ビタミン様物質の一種で高血圧などにおける毛細血管の補強・強化

☝️看護ポイント…下痢、腹部膨満感など消化器症状の観察をする。出血傾向があるかを確認。

【ユビデカレノン(コエンザイムQ10)】

・作用…ビタミンBとともに働く。心筋の酸素利用効率を高めて収縮を高め、血液循環を改善

・相談・使用禁止・禁忌…15歳未満✖、強心薬併用✖
(相談)高血圧、呼吸器、腎臓病、甲状腺、貧血

・副作用…胃部不快感・食欲減退・吐き気・下痢・発疹・かゆみ

☝️看護ポイント…下痢、腹部膨満感など消化器症状の観察をする。抗凝固薬(ワルファリン等)との併用で効果が弱まる可能性があるので併用薬を確認。サプリメントとして市販されているものもあるので、自己判断での大量摂取に注意。

【ペプロニカート・イノシトールヘキサコチネート】

・作用…ビタミンEと併用して使用。遊離したニコチン酸の働きにより、末梢の血液循環を改善

☝️看護ポイント…下痢、腹部膨満感など消化器症状の観察をする。

生活習慣の改善と併せることでより効果的に

脂質異常症の改善のためには、薬だけに頼るのではなく、生活習慣の見直しが肝心です。

  • 運動習慣:有酸素運動(例:30分のウォーキングやサイクリング)を週に3回以上行うことで中性脂肪が低下し、HDLは上昇しやすくなります。
  • 食事の改善:青魚に豊富なEPA・DHA、食物繊維が豊富な野菜や海藻、オートミールなどを積極的に摂ること。植物ステロールを含む食品(例:大豆由来)もコレステロール吸収を抑制します。
  • ストレス管理・睡眠:睡眠時間と質を整え、リラックス法(深呼吸、軽いストレッチ、趣味の時間づくり)を習慣にすることが重要です。
  • 定期的な血液検査:一般的には3~6ヶ月ごとにLDL、HDL、中性脂肪などの指標をチェックして、改善の経過を確認しましょう。

これらの習慣を薬と併用することで、体への負担も少なく、持続的な改善が期待できます。

一般用医薬品(高コレステロール(脂質異常症)改善薬、血液循環薬)一覧※印刷可

印刷してノートに貼ったり、実習用に持ち歩いたりご自由にお使いください😊

またこちらをもとに疾患に関しての理解を深めて臨床に役立ててください。

印刷はこちらからどうぞ→一般用医薬品(高コレステロール(脂質異常症)改善薬・血液循環薬)

まとめ

薬の知識を自分自身の健康管理に活かすことはもちろん、将来、患者さんに寄り添った指導を行う上でも必ず役立ちます。ぜひ日常の学びの中で、この記事で学んだ市販薬の作用や副作用、生活改善のコツを薬学的な知識と看護的な視点で結びつけ、将来の看護現場でも生かしましょう。患者さんに「なぜその薬を選ぶのか」「どう生活でフォローするか」を説明できる知識は、看護職としての信頼につながる大切な力になりますね。

※自分なりの自習まとめなので、間違いもあるかもしれません💦
 学んでいく中で追加点や変更点ができましたら都度訂正していきますので
 温かい目で参考までにご覧ください
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ではでは今日も1つでも幸せが多い一日でありますように🐾

ゆるり
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